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新しい地域文化を創る事業をめざす 「相島芸術文化村」


 生活支援サービスや食、環境などに関わる事業だけがコミュニティビジネスではありません。スポーツ・文化活動の分野でも様々なコミュニティビジネスが生まれています。
相島芸術文化村は我孫子に今も残る江戸時代の建物を活用し地域芸術文化を支援、発展させる事業を行っています。

 

建物写真
江戸時代の雰囲気が今も残る


☆第10回相島春まつり☆
4月24日(日)
お茶席&貝合わせ
須磨琴(一絃琴)コンサート
ギャラリー展

●相島芸術文化村の歩み

 相島芸術文化村村長の井上千鶴子さんは、夫の井上基氏が相続した相島の建物と周囲の環境を保存し活用することを目的とし、10年前から古い建物の整備を続けてきた。

 現在14代目となる井上家は、3代までは江戸の商人であったが、享保の改革に合わせて江戸城への出入り商人の地位を捨て手賀沼干拓事業に参加し、相島を屋号としてその後地域との関わりは深い。

 相島工房を核とする相島芸術文化村は今年発足10周年を迎え、今年も1月から美術展、いけばな展、相島ひなまつりと春まつりが行われている。秋には相島芸術文化村10周年記念事業として、水辺と歴史探訪とサイクリング、舟下り、舟の展覧会、倉パネル展、相島秋まつり、我孫子国際野外美術展など多彩な催しが行われる予定である。 


貝合わせ
伝統文化子供貝絵・貝合わせ教室


●伝統文化の継承と新しい芸術の発信を

 我孫子市相島地区にある相島芸術文化村の2000坪の敷地のなかには、江戸時代末期に建てられた母家、倉と表門、昭和初期に建てられた米倉それに工房、離れなどが立ち、中庭には彫刻、オブジェが点在している。離れの一部には香り高いコーヒーを楽しめる喫茶店「布〜月」がある。

 工房では陶芸、染色、貝絵アートなどを学ぶカルチャー教室、母屋と倉はギャラリーとして使われ展覧会や音楽会が開かれる。あいじま美術展、我孫子野外美術展、また伝統文化を楽しむ春まつり、秋まつりには毎年多くの人が訪れる。文化庁の伝統文化保存補助金を得て伝統文化子供貝絵・貝合わせ教室も続け地域の子供達が母屋の座敷で平安朝以来受け継がれてきた日本の文化を楽しんでいる。

会議
企画展打ち合わせ会議
喫茶店
敷地内の喫茶店「布〜月」
いけばな展
江戸倉の中はアート空間

月光倉



江戸倉

江戸倉(上)と月光倉(下)

●課題とこれからの相島

 「教室、ギャラリー、喫茶店収入などビジネスとしての収入はありますが、建物の保存・修理にかかる費用は桁が違います。相島芸術文化村はその理念に理解を持つ会員その他の多くの方々の関心とボランティア活動に支えられ運営されていますが、収支のバランスをどうとっていくのかが最大の課題です」と井上さん。

 しかし井上村長の伝統文化の伝承と地域文化の創造・発展への思いは熱い。「今年は母屋の一部を相島会員と芸術活動を行っている方のための24時間レンタルスペースにする予定です。成田国際空港に降りた外国人観光客が将来ここを訪れ、様々な日本の伝統文化を味わい、またこの地の田園風景を楽しんでもらえたらと思います」


概 要

名称 相島芸術文化村
所在地 〒270-1106 千葉県我孫子市相島新田1
電話 04-7189-2864
FAX 04-7189-5700
URL http://www.aijima.jp
設立年 1995年
代表者氏名 井上 千鶴子 


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