★あびこのＣＢ★

　NPO法人在宅福祉サービス「まどか」

事務所スタッフのみなさん

スタッフの足である車がたくさんあります

●まもなく活動19年

在宅福祉サービス「まどか」は我孫子市で一番最初にNPO法人となった団体だが、法人化する前からの活動はまもなく19年を迎えようとしている。

「やっぱりうちにいたかった」という福祉施設入居者の声に、在宅サービスの必要性を痛感したボランティアの女性たちが活動を始めたのが1986年。その際、頼む方も気兼ねなく、そして１時間でも２時間でも気軽に頼めるようにと、有償ボランティアという形をとった。利用会員に年齢制限はないから、高齢者や障害者だけでなく若いお母さんが病気をして困っているときでもサポートを受けることができる。

地道な活動が認められ、地元の銀行から事務機器等の助成を受けたり、1994年には我孫子市から古い事務所を貸与され拠点を持ったり、その基盤を徐々に整えていった。2000年の介護保険法施行を前にして、協力会員たちが千葉まで通ってヘルパー等の資格を取り、ＮＰＯ法人となったのが1999年。代表の中丸陽子さんは利用会員からも協力会員からも厚い信頼を受け、在宅福祉まっしぐらの毎日である。

　　　　　　

　　　　
　　　　六角堂倶楽部のミニデイサービス　昼食の様子

●活動内容

１．まどか独自サービス

高齢者や心身に障害をお持ちの方、病気の方などの生活を少しでも快適にするために「有料福祉サービス」で、家事・介護・その他のご要望に幅広く対応する。

２．介護保険サービス

指定居宅介護支援事業、訪問介護事業、少人数制介護予防型デイサービス事業

３．身体障害者（児）等支援費事業

４．ママヘルプサービス事業

５．ミニデイサービス

「六角堂倶楽部」において（毎週木曜日）

　　　　六角堂利用者のみなさん

まどかでのミニデイ　今日はハワイアン

●心がけていること

・事務所等の経費は極力削減して主婦感覚でやっているが、利用会員に対してはプロとしての責任を忘れない。（約束は守る。報告をきちんとする。）

・月に１度の月例会は発足当時から欠かさない（協力会員同士の情報交換）

・支店を設けて手広く営業していくやり方もあるだろうが、その方法をとるつもりはない。小さくても確実に手をさしのべられる範囲で活動していきたい。

・まどかとしての本来の事業は「まどか独自サービス」と「ミニデイサービス」ととらえている。介護保険サービス等は、その本来事業を続けるための基盤であり、新しく入るスタッフにもまどかの精神をまず理解してもらうようにしている。

・スタッフを募集したことはほとんどない。ありがたいことに口コミで熱意のある方が集まってくれる。

●ミニデイサービスの様子

　六角堂倶楽部（白山・毎週木曜日）の他に、まどか事務所でも毎週火曜日にミニデイサービスが始まった。訪問した日は、10人ほどの利用者が参加し、午前中は大正琴の鑑賞、午後はフラダンスの鑑賞と実践（！）。足元が不安な方も椅子に腰掛けたまま手を優雅に動かして、「まるでハワイにいるみたいだ〜」という声に笑いが起きていた。ゆったりとした動きのフラダンスも腰を使ったいい運動であることを発見。

概 要