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全国のコミュニティビジネス先進事例

下町の外国人もてなしカリスマ 澤の屋旅館


言葉・設備・和式・規模などの課題を逆手にとり、下町で12部屋を経営するちいさな日本旅館で外国人宿泊客を誘致する事に成功、衰退の一途をたどっていた旅館を再生させ、地域全体で外国人宿泊客をもてなしています。

<画像は澤の屋HPより>

 ■ これまでの歩み

澤の屋建物正面
澤の屋は東京の下町のよさが残っている所にあります。


花見風景
宿泊客と一緒に花見の宴

東京オリンピックなどで大盛況だった旅館を義母から引き継いだものの、大阪万博を境に衰退の一途をたどり、ついには宿泊客ゼロの日が3日続きました。澤さんは意を決して、それまで奨めてくれていたジャパニーズ・イン・グループ創立者矢島旅館を見学、そのお客の多さに押されて外国人客受け入れを決意、早速にグループに加盟営業を開始しました。

「外国客の受け入れを始めてから3年間ぐらいはもう大変でした。次から次へとアクシデントが起きるのです。しかし、外国に関する関心が高まるにつれ、そうしたアクシデントは文化や習慣が違うからで、外国人客に悪意があるわけでないこととわかり、気が楽になりました。」

言葉の問題、設備のこと、外国人宿泊客との様々なトラブルを抱えながらも、宿泊者数は順調に増加し、過去23年間で80カ国,のべ11万人を超える実績を残しています。
平成15年度には国土交通省認定<観光カリスー関東第一号>となりました。

 ■ 成功の秘訣・・澤の屋の魅力

澤の屋の家族
澤の屋の家族
私達が皆様をお迎えします。


オカメインコのレオン
おっと、忘れてはいけない。
私たちの家族オカメインコのレオンも待っています。

ファミリー経営

外国のお客さまはファミリーラン(家族経営)の宿だから来たよとよく言ってくれるそうです。澤の屋ホームページには家族の写真が一面に載っていて、いまや有名なオカメインコのレオンも一人前の家族です。お得意さんは「澤の屋はいつも同じ顔触れで、家にいるようにくつろげるし、小さな宿の方が、その国の文化や生活に接することが出来るからくるんだよ」と言ってくれるそうです。


情報が一番のサービス

澤の屋ではチェックインの時一番に近くの町のマップをお渡しする。夕食を出さないのでそのレストラン、食堂を紹介するせいもあるが、外国のお客様はとにかく町の情報を欲しがる。
いつの間にか澤の屋のフロントには情報の詰まったファイルが6冊置かれるようになりました。外国のお客さんに「この旅館の一番のサービスは情報が揃っていることだといわれるのが嬉しい」と澤さん。街のコンシェルジュとして活躍しています。


澤の屋が外国人客を受け入れしたことで、多くの外国人がこの町に来、そしてたくさんの店を利用しています。 澤の屋だけでなく町と一体となったコミュニティのビジネスが出来上がっています。


●概要

        
名称 澤の屋旅館
所在地 東京都台東区谷中2-3-11
電話 /FAX 03-3822-2251/03-3822-2252
Eメール sawanoya@tctv.ne.jp
設立年 1949 年
代表者氏名 澤 功
売上高 平成 15年度 33,500千円
従業員数 7人(パート社員含む)
URL  http://www.sawanoya.com/


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