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祭りの総合プロデュサー 湘南ひらつか七夕市民の会


 今年55回目を迎える湘南ひらつか七夕まつりは、期間中毎年300万人の来街者を呼ぶ地域の重要な観光産業です。メインイベント「星舞フェスタ」を仕掛け定着させた祭りの総合プロデューサー「湘南ひらつか七夕市民の会」の目的は、祭りを通じてのひとづくり、繁栄する街づくり、そして国づくりです。 (画像提供:湘南ひらつか七夕祭実行委員会)


 ■ これまでの歩み


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 街の歴史と伝統の象徴、50年続いた文化遺産である七夕まつりは、期間中毎年300万人の来街者を呼んでくれる重要な地域の観光産業となっていたが、イベント内容が高度になるにつれ祭りの経費も増大していった。

 当時の全国の自治体同様、業務の効率化、アウトソーシングによる歳費の削減を図る市から、湘南ひらつか七夕まつりの祭りつくり、イベントつくり、祭りの総合プロデュースへの協働を依頼、委託されたことが事業の始まりであり、会は平塚市の認可団体となった。

 それまでの七夕竹飾り主体の静に動を加えようと、2001年からよさこいソーラン「星舞フェスタ」演舞パレードを開始する。ダンス教室教師・インストラクター・生徒・児童等メンバー100名、2チームをメインに他は公募し、合計7チーム350名で実施、これが高く評価された。開催2年目から「星舞フェスタ」は「湘南ひらつか七夕まつり」の代表格メインイベントに定着している。

 ■ よさこいソーラン1000人競演、演舞「星舞フェスタ」の開催


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星舞フェスタ


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星舞フェスタ



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準備は春先から
準備には春先3月から取り掛かり、チームの公募、販売用のT シャツ発注制作のためのデザインの検討、販売用の七夕うちわのデザインの検討、このうちわの裏面に掲載する個店の宣伝取りがある。
ガードマンは自前で会からも出さなければならないが、毎年ほぼ常連のボランティア50名が加勢してくれる。T シャツやうちわの販売担当は、主に女性ボランティアが50名。T シャツやうちわの製作、宣伝取りは専従者5名と上記ボランティアの中の有力者が協力してくれる。

出演者の選考

「星舞フェスタ」は近郷近在だけではなく遠来の来街客にも知られるようになり、期間中のゴールデンタイムに開催されている。フェスタが有名になると出演者の選考が大変で、昨年は2000人の応募者から1250名に出場してもらった。出演者の夢は、300万人が集まり、仙台、岐阜と並ぶ日本の3大七夕まつりの桧舞台でよさこいソーランを踊りたいという事である。「2004湘南森本連」チーム100名は、アメリカから日本のよさこいソーランNo1 を探しに来たスカウトに認められ、全米1を誇る踊りの「オレゴンフェスティバル」に招待された。

 ビジネスとしては

うちわは1本100円で年により違うが2〜3万本売れ、T シャツは1枚1500円で1500枚位。星舞フェスタ出演チームからは、1チーム当たり5000円をガード代、舞台装置材木代、アナウンサー代、音響設備代として負担してもらい、あとは補助金(支援金)である


会長の後藤さんは、サラリーマン時代に営業本部で全国特約店社長数百名を集めて、毎年1回、年次総会兼イベント兼接待大会を企画遂行した。「イベントづくりの真髄は、目で見てきれい、耳で聴いて素晴らしい、鼻に香しい、食べておいしい、手で触っていい感じ、五感全てを満たさねばならない」と後藤さんは言う。
天上の街ユートピアを平塚に再現したいとの思いを抱き続け、同時に今日本が一番必要としているアジアでの友好国、友好都市を七夕文化で築きたいと願っている。


●概要

名称 平塚市認可団体 湘南ひらつか七夕市民の会
所在地 〒 254-0046 神奈川県平塚市立野町17−20
錦織貸事務所「平塚湘南ロータリークラブ」内
電話 0463-61-6494
設立年 1994 年
代表者氏名 後藤武史
事業収入 2003年度600万円


E-mail oiso_take@yahoo.co.jp


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